From the heart to heart
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Nov 7/02 とびきりの笑顔
 息子の笑顔をほれぼれと見ていて、どうしたらこんな、ピュアな笑顔ができるかと研究していた。まるで魔法みたいに、険悪だった夫婦の間にも、不機嫌だった娘にも、知り合いのお母さん達はもちろん、すれちがっただけの見ず知らずの人の顔にさえ思わず笑顔が宿る。しかも彼の魔法の効き目はほぼ100%。ものすごい魔力を誇るのだ。
 思うに、彼の笑顔は邪心がない。怖れがない。もうしばらくしたら、人見知りが始まると思うけど、今は人を怖れることを知らない。人を怖れることを知らないということが、こんなにもピュアでクリアなことだったということに驚く。
 欲もない。この人に気に入られようとか、いい顔をしておかなければとかいう下心がない。心と表現は直に繋がっているのだ。
 最近私は自分の感情にも気づき、自分の内側をみることにも慣れてきたと思っていた。でも気がつかぬうちに顔はまだまだ緊張していたのかもしれない。
 そういえば私も子どもの頃は、赤ちゃん程ではなくても、子どもらしいピュアな笑顔で笑っていたような気がする。このところ毎日、息子の笑顔に応えて、笑顔を返していたら、顔の筋肉がそんなことを思い出したようだ。
 筋肉をやわらかくするには、毎日使うのが一番。さあ、これからとびきりの笑顔の練習をしませか。
Sep 11/02 あれから1年たちました
 今日はご近所にも久しぶりにたくさんの星条旗がはためいていました。テレビでは一日中、追悼番組をやっていました。娘の学校では、愛国心を見せるためとかで、赤、青、白の入った服をきていくようにお手紙がきました。でも、なにか腑に落ちません。深い悲しみ、亡くなった方の死を悼む気持ちは私も変わらないつもりですが、立てるならPEACEの旗を立てたい。そんなことを悶々と思いながら送り迎えをしました。
 去年、私のなかで数センチにも満たなかった命が、今年は目の前で声をたてて笑っています。彼はアメリカと日本と、2つの国籍をもっています。昔、日本に会津とか薩摩とかいろんな国がありました。今はどこ出身でも日本人に変わりがないように、そのうち、日本とかアメリカとかどこに生まれても地球人であることに変わりないような、そんな世の中になりますように。。
 去年の今ごろ、私は久しぶりの妊娠がわかり、つわりの真っ最中でした。喜びと驚きと、そして不安。私は長女のあと、2回流産していました。2回とも、つわりの辛さと出血が続いた後、原因不明のまま胎児の成長が止まり掻爬しました。私は長い間その喪失感をひきずっていたのです。その後、夫との気持ちのすれ違いや育児不安も重なり、悩んだ末にオーラソーマと出逢うことになるのです。今だから人生に無駄なことはひとつもない、と言えるけれど、当時の私は暗く長いトンネルの中でした。
 今回は、その2回にもましてひどい出血とつわり。そこへ起きた同時多発テロ事件。夫はアトランタへ出張中で、帰るのもままならない状態。気軽に頼れる人もなく、恐怖と不安におしつぶされそうになりました。水を飲んでも吐く状態の中で、私は動くことも辛く、できるのは目を閉じて寝ていることくらい。でもそれで、いつもは時間がなくてさぼってばかりいる瞑想を自然にすることになったのです。体調の不良と先がわからない不安と、せっかく宿った命を失うかもしれないという大きな恐怖。鬱々として過ごしました。そんな闇の中。苦しいときの神だのみ。そして、その最後に私が思ったのは、どんな結果が待ち受けていようとも、神の御心のままになりますように。。。
 どんな宗教にも属していない私だけれど、人はギリギリの所では人間の力を超えたものを信じるのではないでしょうか。神というよりは自然の摂理という方が近いかもしれません。そう思えたとたん、急に楽になりました。たとえ辛い結果が待っていようとも、神様がなさることには無駄はないはず。
 と、同時に不安や恐怖というものは私が自分で作り出しているのだ、と気がつきました。恐怖は不信を生み、不信は攻撃を生みます。こんなにも落ち込み怖がっているのは、私が自分にそれを許しているからなのです。もし怖がっている自分を見ているもうひとりの自分がいれば、それに気づいていられます。それによって不安がなくなるわけではないけれど、逃げずに、不安とともにいることができます。そして不信や攻撃を少しでも防げると思うのです。
 その後、いろいろな人との出会いや、自信がなくて逃げていたコンサルテーションを実現するなど、たくさんのおみやげをもって、彼は私の目の前に現れてくれました。この子達の明日が、今日より少しでも平和になりますようにと願わずにおれません。
 自分の中の怖れを手放し、心を平和に保つこと。毎日の生活の中ではなかなか難しいけど、まずはそこから一歩を始めてみませんか。
Apr 11/02 いよいよ
 出産予定日まであと2週間になりました。オーラソーマのコンサルテーションも産休に入らせていただきました。産後の予定は赤ちゃんと私の体調の様子をみながら決めたいと思っているので、今のところ未定です。申し訳ありませんが、再開はこのホームページでもお知らせしますのでチェックしてみてくださいね。
 臨月に入ってから、今まで順調だった身体がさすがに重くしんどくなり、アトピーのような湿疹が身体中にできてしまいました。生まれる前の今のうちに、用事をあれもこれもこなそうとして、気持ちの上での余裕がなくなっていたのかも。久しぶりの出産に対する緊張や不安もどこかにあったのでしょう。それでなくてもこの時期は、寒かったり暑かったりで毎年体調を崩す私です。調子は変わらないつもりでしたけど、身体は正直ですね。その身体にもっと気持ちを向けてあげなくちゃと改めて思いました。
 今日、昨年の暮れに頼んでいた誕生数のバイアルペンダントがようやく届きました。時間がかかるとは聞いていたけど、ずいぶん遅いなぁと思っていたのですが、ちょうど出産に間に合うタイミングで届くなんて嬉しいなぁ。まるで私の不安を知っていて、サポートに来てくれたようです。つけてみると胸のあたりがすぅっと爽やかになったように感じられます。一緒に分娩室へ連れて行こうっと。
 明日は新月。普段さぼりがちな浄化と感謝の祈りをきちんとして、私の身体を通って天からやってくる新しい命を迎える準備をしたいと思います。 
Feb 8/02 天からの電話
 先日、あるチャネラーの方から突然お電話をいただきました。お友だちのお友だちで、私自身は直接話したことも会ったこともない方です。その彼女が私にメッセージがあるというのです。これまで私はサイキックとかチャネラーという人とじかに接したことがありませんでした。好奇心はいっぱいあったけど、どこかうさんくさいという気持ちもあったし、小さい頃から疑問や悩みは自分の心の中に問い、反芻しながら答えをみつけていくというタイプだったので、答えを受け取っても自分がそれを信じられるかわからなかったからでしょう。
 でも、その初めて電話で話したチャネラーの方は、私が今気になっていること(でもまだ誰にも話してなかった)、必要なことをずばずばとおっしゃって、そのどれもが核心に触れているので、ああこれは本当に天から降ってきたメッセージだ!と素直に思えました。
 実は今、いざコンサルテーションを始めてみたら、いろいろと自分に足りないところが見えてきたり、ノウハウや経験不足を実感したりしてあれこれ考え、昨夜はあまりよく眠れなかったりして、また頭でっかちになりそうになっていたのです。そんな私に彼女は、もっとも大切なこと、この仕事を始めようと思ったときの謙虚な気持ちや、自分を空にして流れ来るものを信じることを伝えてくれました。私にはその声が、もっと遠くから届いているような不思議な感覚があり、私を導いてくださるその優しいエネルギーにただただ感動していました。
 あのテロの不安と恐怖の後、世の平和のために私にできることは何だろうと考えました。それにはまず私の心の中に平和を、家族に安らぎを、身近なまわりの人たちに癒しをもたらす者となりたい。ずっと天命というものを探してきて、その時ようやく「天の意志のために私の身体をお使いください」と思えるようになったら、おどろくほど急激に環境が整い始めました。そして今やっとこれが自分の道と思えるものが見つかったかなという時に、一番大切なものを見失わないようにしなくちゃいけないですね。テクニカルな部分ばかり気になるという過去のパターンに陥りそうになってたけど、自分を信じる力がわいてきました。新しいリズムで生活していくのに慣れるまでは、いろいろ不調和も出てくるそうですけど、中心にある愛の気持ちを忘れないように進んでいきたいと思います。 
Jan 21/02 Go with the Flow
 ホームページの公開をすすめてここ数日、今まで経験したことのないシンクロの数々、波の大きさ、流れの速さにタジタジとなってしまいそうになりました。ふわふわと、どこかへ持っていかれそうな感じ。こういう感じは、以前にも経験したことがある。あまりのスピードに怖くなり浮き足だってしまうと、それでなくてもグラウンディングが苦手の以前の私は、はしゃぎすぎちゃいけない、もっと現実的になった方がいいんじゃないか、と慌てて急ブレーキをかけていたでしょう。
 でも、今回はこの波を逃したくなかった。「流れに乗る」と「流される」は何が違うんだろう、、、と考えていました。こんな時、今までは自分の中で完結しようとしていたけれど、友とつながることで見えてくるものもあるものです。
 ここにいて波に乗る、自分の中心にいることの大切さを思い出させてくれたMさん、自分をパワフルにセンタリングできる「印」というものを教えてくれたTさん、ありがとう。中心に向かいなさい、こないだフロリダで拾ったムーンシェルもそう教えてくれます。
 とてもワクワクするけれど、地に足がつかず夜眠れなかったのが、突然ストンと何かがおなかに落ちてきたみたいな感じがしました。よし、これでいける。そう思えました。重心をとる。私はサーフィンはしたことがないけれど、どんなスポーツとも同じように、きっと重心を落とすことが波に乗るにも大切なことに違いないと確信したのでした。 
Jan 03/02 感謝の祈り
 いま読んでいる「神との対話」の中にこういう一節がでてくる。「正しい祈りとは感謝である。感謝とは神を信頼することだ。求めるより前に神が応えてくれると認めることだから。」恐怖との長いワークを通して、私が学んだことはまさにこれだった。
 昨年のテロのとき、私は3度目の切迫流産になった。久しぶりの妊娠への驚きと喜び。でも、それからすぐに恐怖はやって来た。出血しながらつわりもあるという寝たきりの生活。水さえもまずくて飲めなかった。ホルモンのせいだというけれど、気分が鬱々として仕方なかった。世界中がパニックに陥っているときだったから、普通のからだでも気分良くはいられなかっただろうけど、違う病院に行った方がいいんじゃないかと思って鬱病のホームページを調べて読んでみたりした。
 でもなぜか今回は恐怖や不安とつきあいながら、それを静かに見ているもうひとりの私もいた。そして根拠もなくこの子は大丈夫、と思っていた。この信頼感はなんだろう。思えば私が家族や友人に囲まれていながら深く共鳴しきれない孤独を感じ、神様私にもう一度愛を教えてくださいと祈った直後の妊娠だった。新しい命。この先はどうであれ、ただ今それが存在ことへの感謝。感謝をするうちに私の恐怖は不思議と消えていった。もしかしたら、この魂は今までも私のそばにいて、私を守ってくれていた天使じゃないかと感じた。 

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