From the heart to heart
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Nov 27/01 Thanks a lot
 サンクスギビングの休暇にサクラメントとレイクタホにでかけた。あまり天気が良いとは言えなかったが、夏以来ずっと家に居たので山に行って緑にふんだんに囲まれたいという思いがあった。日本でいうお盆休みのような休暇なので、案の定サクラメントまで普段2時間のところを6時間かかった。でも、どこも休みでひっそりとした古い町並みも悪くなかった。タホでは吹雪になってホテルに缶詰になった。でもいつも予定に追われてばかりいる私たちにはプレゼントのような時間だった。だんだん白くなっていく山々と湖を、あたたかい部屋の窓から見ているだけで幸せな 気分になれた。
 チェーンの心配をしながらの帰りに、夏に見たのと同じ虹色の天使雲をみた。夕陽になりかけの輝く太陽のそばで、小さいけれどやはり確かに7色に光っている天使の羽のような雲。見つめているだけで涙がこぼれた。地上にに辛く悲しいことがあっても、遠くから見守ってくれている存在があることを感じ、暗い出口のない闇のような日々からようやく抜け出せたと思った。 
Oct 26/01 ベジタリアン
 好むと好まざるに関わらず、最近私はすっかりベジタリアンになってしまった。主食はフルーツ、あとは野菜と米、パン。ヨーグルトは時々食べるけれど、油と肉類はほとんどだめになってしまった。正直言えば、現在妊娠中でつわりのせいなのだけど、まさかこんなに気持ち悪くなるとは思わなかった。食べることが辛くて仕方ない。でも食べないともっと苦しくなる。せめていわゆる粗食が食べたい。やっぱり私は日本人なんだなぁと思う。しかし、ここアメリカでは粗食は贅沢食だ。
 そのつわりのせいか、最近嗅覚に限らず五感が敏感になった気がする。そしてからだが正直になった。少し前なら多少無理してもできた読書やパソコンは目が痛くて長続きしない。軍用機の騒音に震え上がり、快いヒーリング系の音楽が欲しくて仕方ない。気分の浮き沈みが激しいのはホルモンのせいだとわかっているけれど、子どものように自分の感情をもてあますことがある。でも一方でいつもは抑えてきた、そんな本能のまま、素直な自分をちょっと可愛いと思ったりしてしまう。 
Oct 05/01 同時多発テロ事件と育児
 憎しみを憎しみで抑えることはできない。もうそろそろ、その真実を学ぶときはきている。テロリストを完全に抹殺することはできないだろう。私たち自身の中にもある不安、怖れ、怒り。それを完全に消すことができないように。  
 私は妙な比較だと思いますがつい、何を言ってもイヤダイヤダと反抗する子どもとテロリスト達を重ねてしまいます。どんなに正義をふりかざしても、どんなにこの世のルールを教えても、彼らを心の底からおとなしくさせることはできないでしょう。唯一可能性がある方法は、だまって彼らを抱きしめてやることです。彼らの行為を憎んでも彼らの魂を憎んではいけないのです。凝り固まった心をほぐす他に、安心を与える他に、平和への道はないのだと思います。真の勇気とは恐怖を、怒りの相手をたたきつぶすことではなく、その存在を認め、ハグすることなのです。そのとき初めて自分を縛っていた恐怖や怒りを手放すことが可能になるでしょう。 
Sep 17/01 ホームページ開設!
テロ事件のニュースを見ていると、いま私に出来ることは何だろうと思います。答えはでないけれど、私は私のやり方で平和を願うしかありません。そう思っているうち、オーラソーマを自分だけのものにしておくのはいけないのではないかと思うようになりました。何ができるかわかりませんが、とにかくホームページを始めてみます。


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